クラウド勤怠管理システムにかかる費用は、システムの性能によって大きく差がつきます。当たり前ですが、高性能なシステムほど、月額コストは高額になります。打刻方法という1つのポイントだけで見ても、ICカード打刻、指静脈打刻、タブレット打刻などさまざまな方法があります。生体認証を導入すれば99%以上の確率で本人を見分けることができ、不正ができなくなりますが、コストは高めになります。
基本的な機能のほかに、オプションで選択ができる機能がたくさんついているクラウド勤怠管理システムは、個々の事情に合わせて最適なプランを設定できるので、おすすめです。クラウド型のシステムの場合、初期費用はゼロになっていることが多いです。月額コストとしては、1人あたり200円~400円くらいが相場になるようです。労働者が100人いると、2万円~4万円くらいになるので、それなりのコストがかかります。
ICカード打刻などをするためには、外部機器が必要になります。ICカード打刻の場合には3000円くらいになりますが、指静脈認証打刻を導入するためには外部機器だけでも数万円がかかってしまいます。クラウド勤怠管理システムのメリットは、初期費用がかからず、月額コストについても機能を最小限にしておけば、タイムカードよりもかからないという点にあります。タイムカードの場合には集計のために人件費がかかるので、トータルではクラウド勤怠管理システムのほうがコストの節約になる可能性が高いです。